(前回、その2に続くと書いておきながら、2年近く更新できずにおりました…)
先生に経緯を説明したのはこんな感じでした。
↓
扁平母斑を消してあげたくてレーザー治療をしたが、レーザーを当てた箇所の状態が良くなく、私は火傷だと思っている。
しかし、レーザーをした病院ではそれを否定している。
一向に状態が良くならないので、レーザーをした病院に不信感を抱き、こちらのクリニックを受診しようと思った。
先生はパソコン上のカルテに打ち込みながら私の話を聞いてくれました。
看護師さんが娘の腕の包帯を取ると、数時間前にレーザーをした病院で処置をされたソフラチュール(網目状の抗生物質のシート)は既に傷に食い込んでいました。
それをみた先生と看護師さんは口を揃えて言いました。
「ああ、またこのパターンか…」
どうやら、最悪の処置のようです…。
何が最悪かと言うと、
処置をするたびに傷に食い込んだシートを剥がす→もちろん激痛→無理に剥がすため傷の治りも遅い→その繰り返し
大人でもこんなの嫌なのに、子供にとっては拷問ですよね。
そして消毒は傷を深くするだけらしいのです…!
消毒しないと傷口にばい菌が残って化膿すると思っていたのですが、大抵は流水で洗い流すだけで良いんだそうです。
目から鱗でした。
先生は丁寧にソフラチュールを剥がしてくださり、塗られていたイソジンゲルも水で洗い流してくれました。
浸出液が多い娘の傷には、浸出液を吸収しながらも傷を乾かさずに早く治るのをサポートしてくれるというパットを当ててくれました。
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このクリニックで出会った治療法が「湿潤治療」です。
傷は乾かさずに治す。
今までの自分の概念を覆すものでした。
そして、これが私と娘にとって、とても良い出会いでした。