※前回の記事はこちら
呆然とした気持ちでレーザーの病院を後にし、そのままやけどの治療に詳しい先生のいるクリニックへと向かいました。
年内最後の受診日でしたが、午後の診察もやっていたのが本当に有り難かったです。
クリニックはとても綺麗であたたかさを感じる場所でした。
診察室に呼ばれ中に入り、先生に経緯を説明しようと話し始めたら、
先生「お母さん、まだいいですよ。」
私 「?」
先生「(娘におもちゃを差し出しながら)ここは怖い場所ではないということをお子さんが理解するまでは大丈夫ですからね。焦らなくて大丈夫ですよ。」
衝撃を受けました。
病院と言ったら、診察室に入るなり「今日はどうしました?」と言って患者を診るというイメージでしたし、子供が泣こうが親がなんとかなだめて診察や処置をしてもらう。それが一般的だと思っていました。
その日もそのつもりで受診するところでした。
しかし、このクリニックは子供に恐怖心を与えないように、むしろ楽しい場所だと感じるように子供の気持ちを第一に考えて接してくれました。
しばらくの間、おもちゃで遊ばせてくれました。
次々と出てくるおもちゃに私も釘付けに(笑)
娘も次第におもちゃに触れ始め、初めて会う先生や看護師さんにも慣れてきました。
そのタイミングで看護師さんがそっと娘の腕の包帯を外し始めました。
そして私もそこで初めてこのクリニックを受診するに至った経緯を先生に話しました。
その2に続きます。